娘は父親である
最初の夫と15歳から
一緒に暮らしている。
「ママも好きだけれど
パパも好きだから」
私を傷つけないように
優しい娘はそう言って
夫の元へ行った。
3・4年前、
我が家に泊まりに来た娘が
「なんかね、
家に胡蝶蘭の鉢がいくつか送られて来たの」
と言っていた。
何故に胡蝶蘭❓
と聞いてみたら
「うん、パパが会社の
取締役に就任したから」
取締役〜⁉️
「うん、部長だって」
いやいや聞いてないよ〜(笑)
結婚した当時は
脚本家崩れの
契約社員プロデューサーだったじゃん。
私の方が年収良かったし
ホント生活ギリギリで
私の実家から毎月10万
援助してもらってたじゃん。
なんてことを娘に教えてあげたっけ。
で、先日。
何の気なしに
最初の夫の会社の
ホームページを見てみたら…
『取締役常務』に出世していた(笑)
定年までには
社長になってるんじゃないか❓
それとも子会社の社長か❓
私がもう少し精神的に成熟していて
彼がもう少し他人に興味を持っていたら
私たちの結婚生活は
今も継続していたのだろう。
娘が
「パパは再婚しないの❓」
尋ねてみたところ
こんな返事が返って来たらしい。
「あなたのママで懲りました」
…左様でございますか。
そりゃ申し訳ない。