記憶の中の街

ここ数年、
無性に昔住んでいた場所を
訪ねてみたい衝動に駆られる。
まあそれだけ自分が
『歳をとった』ってことなんだろうけれど(笑)

私は横浜で生まれ
人生の半分以上横浜で暮らしてきた。
上大岡で生まれて
鶴見の末吉・北寺尾・上永谷
大人になった。
それから大倉山で独り暮らしをして…
最初の結婚で
武蔵小杉・相武台前に住み
離婚で上永谷の実家へ戻った。
暫くしてから
中央・相模原・上溝と移り住んで
その間に
2度目の結婚と離婚をした。
茅ヶ崎の鶴が台へ移ってきたのは
当時の男と一緒だった。
その男と別れたのと同時に
『住所不定有職』と言う珍しい境遇で
ネカフェ住民にもなった。
それから何故か茅ヶ崎に戻って
高田に住んだ。
で、夫と知り合い
その頃夫が住んでいた藤沢の石川に越して…
再び茅ヶ崎に戻ってきた。
う〜ん…
神奈川県内グルグル回ってるな(笑)
この先引っ越しすることは
宝クジで億万長者にならない限りは無いな。
家建てちゃったからね。

時々夢に見るのは
そんな懐かしい街々。
あの頃とは全く違う街になってしまっているのが
痛いほどわかるから
実際に足を運ぶことは無い。
記憶の中から取り出して
宝物のように眺めているのが
幸福なのかも知れない…