もう6年過ぎたんだね、
あの日から…
人間は本当に無力で
ただ運命を
受け入れるしかない存在なんだって
嫌と言うほど思い知らされた。
福島の友人は
絶望と怒りに葛藤していた。
釜石に実家のある友人は
どんな気持ちだったのだろうか。
(彼女のご実家は港の近くだったはず)
亡くなった父が毎年出張していたっけ。
首都圏…
とくに東京や神奈川では
都会に暮らす人間の
『エゴ』があからさまになったね。
スーパーマーケットの
空っぽの棚。
私はあの頃はまだパン屋で
仕事をしていたけれど
嫌になる程
『人の醜さ』を見たように思える。
犬や猫、
そして人間と寄り添って生きていた
全ての動物たちも
辛く悲しい思いをしたね。
勿論、そうせざるを得なかった人間も…
もう6年…
まだ6年…
全ての魂が
安らかであり有りますように…